必殺技！！！

【ファルコンバースト】　使用者：翔

　主人公・翔の必殺技。「ファルコン爆裂拳」と書いて

「ファルコンバースト」と読む。強力な正拳突きで、どこかのペガサス彗星拳みたいに光の玉が飛んでいったりはしない。

　なお、この技で完全にＫＯされた相手は一話のザコ兵士のみであり、強敵相手にこれを打って翔の方が吹き飛ばされた事の方が多い。

【レインボーリボン】　使用者：紫鈴

　紫鈴は何色かのリボンをその効果ごとに使い分けて戦う。とはいえ連載期間の都合で、作中で確認できるのは赤と白の二色のみ。白は治癒能力を持つ治療用だが、赤は敵を切り裂く攻撃用。

　敵の全身に赤いリボンを絡みつかせ、そのまま切断する。なかなか見栄えのする技だが、結局のところザコ兵士を二匹ほど切り殺すに留まった。

【バッファローレンジングドーム】　使用者：クーガー

　背中から生えている二本の角状の突起を使った力任せの体当たりだと思われる。

　怖い顔をして中腰で怒鳴っているだけに見える人はまだまだ車田漫画をマスターできていないので要修行。

　かすっただけで敵を吹き飛ばす威力がある技だが、翔曰く「遅くて背中にハエが止まるぜ」。つまるかするのが精一杯なので敵を派手に吹っ飛ばす「だけ」の技。

　その最大の効果は翔のパワーアップを読者に伝える事だった。

【七星斬妖】　使用者：皇虎

　皇虎の武器・七星剣で敵を一刀両断する技。

　画像では見え難いが、本で見れば何の捻りも無い縦一文字斬りで非常にわかり易い技である事が確認できる。

　皇虎が言うには「この七星剣で斬れぬ物はなにひとつない」そうだが、敵に「本当に？」と聞き返された時に「いや…たった一つある…それは人の心よ…」と答えた。直後、この作品は打ち切り終了。人（読者）の心を動かせなかったので作品が斬れた。無論、皇虎はそんな事を言いたかったわけではないだろう。

【フューネラル・コンチェルト】　使用者：涼

　指揮棒を振れば鳴り響く音楽……その音色は聞く者を幻惑し自らを攻撃させて自滅させる魔の音色なのだ！という技。

　指揮棒でどうやって音楽を奏でているのか、敵が待ちガイルみたいに屈んで動かない奴だったらどうするのかと疑問の多い技。

【チャージ】　使用者：神人類全般

　神人類同士で生命力をやり取りする行為がチャージであり、厳密には必殺技ではない。

　体位から少々誤解されがちではあるが自己犠牲による献身的な行為。作中でチャージを行った者は２名だが、１名は体力を消耗しすぎて昏倒（最終回までセリフ無し）、もう１名は死亡している。自己の体力を消耗するのでそれなりに危険なのだ。

　さらに美少女が騎乗位で行う可能性が５０％だが、デカブツの牛野郎がバックからブチ込んでくる可能性もまた５０％。そういう意味でも危険な技だ。

【エクスカリバー】　使用者：カプリコーンのシュラ

　凄い切れ味のチョップ。当たれば敵を一刀両断するが、急所に当たってくれたのはザコ冥闘士一名のみ。まさに最強。

　今でこそエクスカリバーという名は使われすぎて、手垢まみれどころか埋没しているような感がある。だがこの当時はまだまだ新鮮だった。時の流れを非常に感じさせる技。

【ジャンピングストーン】　使用者：カプリコーンのシュラ

　敵の脇下に足を差し込んで「蹴り投げる」技。殴りかかってきた相手に対しカウンターで使用してみせた。この技からもシュラがいかに肉弾戦に拘るキャラであるかわかる。

　バリアを張るような腰抜けや異次元に敵を流そうとするような根性無しや相手を麻痺させて五感を奪おうとするような卑怯者とは別の道を歩んだ彼は真に賞賛されるべき男だ。