悪魔に魅せられし者：２回目

　再びキャラメイク。しかしサイコロの出目が１・１・２とかふざけているとどうにもやる
気になれない。もうここら辺は適当に、そこそこ生き延びられそうな奴が出来るまで振りなお
す事にした。

　２，３度目の作り直しで戦力５・防御力４・体力３（２１）というギルが出来たので、これで
挑む事にする。

　今回はちょっと運が悪く、寝ぼけたブラックスライムに２回挑むうち、不意打ちは１回しか成功
しなかった。まぁ問題なく勝つ。こいつとブラックナイトで気付いたが、原防御力ポイントが４
と１（前回）じゃ天と地ほど差があるわ。メチャクチャ楽だな今回。

　前回のプレイメモが残っているので、もうクルスやゴブリンに餌をやる理由は無い……
が、一応覗いているうちに思い出した事がある。確かどこかにレイベン（メスロンのペッ
ト）がいなかったか？　さすがにブランクあるといろいろ忘れているもんだ。入る事のできる
牢屋があった筈。

　それらしき牢屋を見つけたので入ってみたが、中にはサーベルタイガー。しかもコイツ技量
値１０。勝てねぇよこんなもん。しかしいつでも逃亡できるらしいので物は試しと挑んでみる。
攻防ともに負けてるけどな……。

　結局、思ったより苦戦せずに追い払う事ができた。それでも体力は半分以下しか残って
ないけど。もし戦力ポイントがもう１点低かったらどうにもならんかったんじゃないか、本当に。
ともかくレイベンは見つけたし、魅了されてる人間を元に戻す呪文も教えてもらった。これで１９
階のクルスを正気に戻せる。

　真っ直ぐウイングブーツを取りに行く。１回目の記録で北西の部屋と書いたがこれは間違い。
その向かいの部屋だった。鍵も手に入れたしミラーナイトでも捻るか。

　ヤベェ、捻られそうだ。なんでかサイコロが敵ばかり贔屓しやがる。こっちの出目が片方
必ず１ってどういう事じゃい。勝つには勝ったが残り体力６点。原防御力１の前回よりボロ
ボロじゃねぇか。死兆星再び！　メスロンの部屋を訪れてから上へ。しかしなんでドルアーガ
の塔にメスロンの私室があるんだろうな？　謎。

　今回はヘマをせずにアンチマジックバリアの呪文を唱えてからゴーストに挑む。しかし一撃食
らわせれば死ぬ相手になかなか攻撃が命中せず、逆に殴られまくってせっかく回復した
体力が７点まで低下！　常に死にかけな我がギルガメスの明日はどっちだ。

　今度はヘマはしない。サラマンダーの部屋にはミツユビオニトカゲを食った後は近
づかない。経験値はスケルトン三兄弟からいただこうじゃないか。食料を食べて良いと指示
のある項目では必ず体力の回復に努めているがそれでもかなり危険な状態。だが臆すること
なくスケルトンの部屋に挑み、こいつらが出なくなるまで（といっても２回だが）粉砕する。逆に
粉砕されそうになりながらも経験値はここで１６。壁抜けパウダーを使わないと入られない部屋
のゴブリンから新品の手甲も頂き、ついでにゴブリンには死んでもらって次の階へ。

　あと、ここで気付いた。前回のプレイ、実はゲームオーバーじゃなかった。自分、
殺された後に行く項目と降伏した後に行く項目を間違えてた事
にここで気づいた。つーかよく見たら全然違うじゃないか。どこでどう勘違いしたんだ、自分。

　やっと半分かよ。ここは拷問部屋の階。ここにいる老騎士を解放して、やっと銀鎖の鍵
を入手。これで掴まっても殺されても大丈夫。隣の部屋でコボルドも皆殺し、騎士の息子を解
放してやって上へ。

　ここはモタモタしているとウィスプの大群に飲み込まれる。しかし道順は知っているので何も
問題ない。中央の部屋で新しい鎧と上への鍵を、南西のウィスプに東から接近してレッ
ドポーションを入手。上へ。

　一本道にスライムがわんさか出る階だが、自分の「俺ルール」ならここで経験値を２５以上に
稼ぐ事ができる。北に出るレッドスライムどもとくんずほぐれつの格闘。粘液まみれで経験値は
２６、もうスライムが構ってくれなくなったので適当にうろつく。過労でギルがバタンキュー。

　目を覚ませば１０階の拷問部屋だった。銀鎖の鍵で脱出。荷物は何も減っていない。最短距
離を駆け抜けて１２階へ。今度はダイヤルを正しく回す。隠し通路で新しい兜も手に入
れ、外階段へ出た。ようやくゴールが見えてきたかね。

　４フロアブチ抜きの外階段のおかげで下から順に攻略する必要がなくなった。しかしここ
はあえて１４階から行く。理由はここが重要な回復ポイントだからだ。体力が一桁の状態
（しかも食料は底を尽きかけ）から脱したい。

　ここにあるレストランでミラーナイトのふりをして食事。この塔のナイト系モンスターは中
身ゾンビの筈なんだが、レストランで飯を食えるらしい。高性能型ゾンビとは流石ドル
アーガだ。テローダスムニエルを食って原体力が３上昇。ＯＫ２４。

　あとは裏に回り、食料庫から形態食料をちょろまかす。ついでにレッドポーションがある部屋
にも入って体力を完全回復。持ち出せないのが残念だ。

　この階はまるまる１個の闘技場になっている。敵との３連戦だがアイテムも手に入るので行く
べし。１戦ごとに武器を貸してもらえるのだが、槌矛はゾロア以外に有効じゃないし後
の二つは両手武器で盾が使えない。一番手のトロールと二番手のホブゴブリンはいつ
もの武装で倒す。最後のゾロアだけは槌矛を貸して貰って撲殺。なんか観客が怒り狂ってるが
知ったこっちゃねえ。槌矛・戦斧・十文字槍を全部もらって脱出也。

　この階には金貨を５０枚持っていける部屋があり、そこに行かないと１８階へ行
けない。まずは鍵を守るクオックスを倒す。二匹いるが南側の奴は外れなので無視。経験値
こそ貰えるものの、鍵をもっている奴だけで３０点に到達したのでもう必要ない（無限稼
ぎをやらないのならば４０点に届くほど敵がいないため）。

　魔法使いの婆さんがテレポーターを守っている階。この婆さんに賄賂を渡さないと先へ進め
ない。金貨を５０枚全部、さらに剣を一本くれてやらないといけない。婆さん、アンタ魔
法使いだろ。剣なんて何に使うんだ……質草ですかそうですか。

　テレポート先にも婆さんが待っている。わざわざ婆さんを双子にせんでもな。ここで戦いを挑
めば、我らが高貴なるギルガメスは婆さんを不意打ちしてサイコロを振るまでも無く勝
利してくれる。流石は騎士だ卑怯でもなんともないぜ。金とテレポート用のグリーンアミュ
レットをガメて上へ行く。

　まずは宿屋の親父にいらない物を売って金を増やす。青いサンゴの腕輪は使わないし、盾
は１９階で新しい物を拾えるからいらない。

　泊まるのは相部屋。ここで寝れば５０％の確率でイベントが起こる……のだが、運悪くぐっ
すり寝すぎてしまった。体力は回復。

　気合を入れて二泊目。今度は成功、夜中にノールがこそこそ出て行くのに気がついた。後を
つけて真ん中（左の手前）に入る。盗っ人のあがりをぶんどる事に成功。シミターに真鍮の
サイコロ、ホワイトポーションを入手。

　もう先に進んでもいいのだがあえて三泊目。まずは親父に真珠貝の欠片を売り飛ばし、その
金でまた相部屋へ。ずっと起きていればノールが物を売りつけにくる。ホワイトポーションと
オニキスの指輪を購入。この指輪はここでしか入手できない物だった筈だ。

　迷路としてはここが最後だ。南に真っ直ぐ進み、ホワイトナイトを斧で叩き殺す。盾は持っ
ていないので両手武器を使う事にデメリットは無い。

　松明を拾って先へ進み、この階唯一の部屋へ。ここでホワイトポーションと目玉の盾を
入手。すぐに引き返し、ホワイトナイトのいた場所を通り過ぎて三叉路へ。西へ進んで南へ向
かえば……いましたよ東洋剣士のクルスが。といっても今回のプレイではここで初顔合
わせだけどな。

　クルスはドルアーガの魅了呪文によって下僕と化しているが、レイベンから教えてもらった呪
文を唱えればあっさり洗脳がとける。この呪文はサーベルタイガーに勝たねば手に入
らないので覚えていない事も多いが、実はクルスを仲間にする必要は攻略上無いので
まぁ問題ない。今回は呪文を覚えられたので連れて行くがな。

　長かった序盤もいよいよ大詰め。まずはリザードマンが二匹襲い掛かってくる。流石トカゲ
とゾンビを家臣にするのはドルアーガのお家芸だな！　しかしクルスを連れているの
で、トカゲの相手は彼がしてくれる。

　……のだが、なんだこれは。クルスは「ここは俺に任せて先へ行け」パターンを使うのだが、
この時に勾玉の首飾りをくれるじゃないか！　これは旧版になかったアイテムだ
ぞ。追加アイテムってこれか……！　でも１巻はもう終わる直前なんだが。２巻のどこかで
使えって事か。

　クルスを別れ先へ。この階唯一の扉を開ければ、そこはドルアーガの私室（その１）。この時
点では戦っても勝ち目はないので穏便にお話。しかし会話途中でドルアーガは魅了の呪文を
混ぜてきやがる。会話シーンの途中で攻撃とはＴＲＰＧのチキンプレイヤーみたい
な奴だ。だが落ち着いて真鍮のダイスをこめかみに当てる。

　このダイスがどんな理由で誰に造られた物かは知らんが、魅了の術は効かなかった。しかし
ドルアーガは半分騙され、ギルをペットの翼竜に乗せて上へ連れて行こうとする。隙があった
ので斬りかかる事にした。手傷をおって絶叫するドルアーガ、勝ち誇るギル。卑怯に卑
怯で返すのでこの勝負はお互い様の互角である。

　どう考えてもこのまま戦闘になりそうな場面だが、ゴルルグが傷の手当てをするといってドル
アーガをお家に連れて帰ってしまった。良い奴だなゴルルグ。

　こうしてなんとか二回目のプレイでクリアーする事ができた。昔の知識が無ければもう何回か
は死んでいただろう。今はただ二巻を待つのみ。