魔の罠の都(ソーサリー02)

 剣と魔法の世界・タイタン。そこにあるアナランドという王国から、持ち主に叡智を授ける魔法
の王冠が盗まれた。敵は混沌の大地・カーカバードに根城を構えるマンパン砦の魔術師。冠を
取り返すために差し向けられた君は、敵地へ向かうためにカレーの街を抜けねばならない。だ
がこの街こそ、混沌の都とさえ呼ばれる無法者の巣窟なのだ!

 事前準備

 暗殺者兼泥棒のフランカーと和解していたので、「シャムタンティの丘を越えて」で指示された
項目を読む。主人公がマンティコアと戦わされていた間にカレーへ到着していたらしい。もし立
場が逆でフランカーがマンティコアと戦わされていたら間違いなく瞬殺されていた
だろうから結果的には主人公が戦わされて良かったのだ。
 二箇所で助けてくれるらしいので、その番号を暗記しておく。メモしちゃダメなんだと。別にい
いじゃねぇか。

七日目

 ついにシャムタンティ丘陵を抜けてカレーの南門へ。まずはプロセウスから貰った鍵で門を開
ける。実の所この鍵を使わなくても展開には大差無いが、無駄に体力や金を失う間違
いは侵さずにすむ。
 門の内側には石小屋があり、その中に老人が一人。無視しても強引に押し込まれる
を知っているので素直に小屋に入る。はいはい閉じ込められました。強制イベントで老人が話
し出し、北門を抜けるためには四人の貴人達から四節の呪文を教えてもらえと言
われる。これが車田漫画なら4つの宮を突破せねばならなかった所だ。
 話が終わったのでDOPの術を使い閉ざされた出入り口を開ける。

 爺さんと一緒に脱出し十字路へ。爺さんは右へ行ったがここは左折。すると衛兵の一団が現
れたので、主人公は勝手に近くの小屋へ飛び込んでくれる。

 小屋の中では黒エルフのジャンキーどもがはっぱパーティーの最中だった。さすが無法者の
都市だ。しかしこいつらは気の良い連中で、主人公にもヤクを勧めてくれる。イラネーよ。
だからという訳じゃないが剣を抜いて襲い掛かる事にする。薬中エルフどもは元々たいした強
さでもないのに薬でフラフラになっており、三匹いたが無傷で屠る事ができた。家捜しして金貨
5枚と黒い仮面を入手。今この時点では主人公の方がジャンキーどもより悪人な気がする。

 小屋を出ると池の中に変な魚がいるがこれは無視。先へ進んで分かれ道を直進。

 小型種族の区画に到着。喧嘩騒ぎが起こっているが無視して雑貨屋へ。ここで買うべきは塵
の詰まった小瓶のみ。中身は砂粒なのでこれを持っていく。喧嘩騒ぎは黙殺して先へ。

 やがて彫像が立っている小屋の前に来た――って怪しすぎる
だろうこれは。とりあえず像は無視して小屋に入る。食べかす
が散乱した部屋で、金貨15枚と骨の腕輪を入手。小屋を出
るとようやく像――カマキリ男が動き出した。戦闘能力自体は
低いが即死攻撃を仕掛けてくる敵なので、ここはLAWの術
で操る事にする。これが効くって事はコイツ知能が低いって事だよ
な。まぁ賢そうな顔はしてないけど。金のロケットと太陽石
をカツアゲして先へ。主人公もすっかりカレーのやり方に染まった
な。

 次の分かれ道は右折、そして直進。やがて祭りの会場へ到着。

 祭りには様々な催し物があるが、ここでフランカーと会う。呪文の一節を彼の友人が知っ
ているとの事。案内されて賢者ロルタグの家へ。ロルタグは家に入るなら武器を預けろと言う
ので従う。
 このロルタグという老人、恵まれた人生を送ってきたとか近所
の子供達の先生をしているとか余生はカレーをまともな場所に
するため費やしたいとか言っているが、ペットがトカゲの化物
だったり暗殺者と友人だったりでどうにも掴み難い御仁
だ。カレーの中ではまともな方という事なのか。基準に問題が
あるような気がする。ルーン文字の解読を手伝ってくれたら呪
文を教えてやる、と言われた。答えは知っているのでそれを選ぶ
――しかしルーン文字とかいいながらサイコロの目を表している
ってのはどうなんだ。いや、本当にルーン文字の知識を試されて
も困るが。ともかく呪文の一節も教えてもらい、緑のかつらもも
らった。家を出て先へ進む。

 職人区画へ到着。しかし武器や防具の職人は見当たらず、絵描きや炎師など変な奴ばかり
だ。ここは炎師に特別製の炎を見せてもらう。熱くない炎の中に木の箱が置かれているという
凄いのかそうでないのかよくわからない前衛的な物を見せられるので、ここはMAG
の術を使う。実はこの炎は魔法の罠で、これにより中の箱を安全に万引きできる――この脈
絡の無さはまさに混沌の都だ。箱から金貨10枚と金縁の鏡を入手。バレないうちに
炎師の家を出て先へ。

 次の分かれ道は右折、そして直進。やがて祭りの会場再び。

 今度は闘技場へ向かう。ここでは蛮人とオーガーのバトルで賭けができるのだ。強い方に賭
ければ4/3、弱いほうに賭ければ4倍になって賭け金が戻ってくるというレートなので迷わず
強い方に。この時点で所持金は64なので63枚を賭ける。
 いざ勝負開始。サイコロが気を利かせて勝負を盛り上げてくれたので、最初は強い
方(オーガー)が劣勢だった。もし負けられたら所持金が1になっちまうので一瞬焦ったが、最
後は蛮人がブチ殺されて決着。所持金が85枚になった也。
 ここでオーガーに挑戦すれば金貨15枚がもらえるので名乗りを挙げる。術を使う事もできる
が、残念ながらあまり有効な物は無い。初めて魔法による補助無しの真っ向勝負。
術点(補正込み)で1勝っているし強運点も満タンなので、きっかり3発でオーガーを沈めた。快
勝。これで所持金がついに金貨100枚。

 他の催し物は無視して祭りを去る。次の分かれ道は左折、そして右折。礼拝堂に到着。

 礼拝堂ではスラングの司祭が謎かけに挑戦する人を募集して
いた。答えられれば司祭が疑問に答え、答えられねばスラング
に改宗せよとの事。この司祭、実は呪文の一節を知っている人
なので挑戦。謎かけの答えは暗記しているので無問題。
小学生のころは紙に表を書いたりして考えたんだがな。呪文の
一節を教えてもらい、強運点も完全回復。

 日も暮れたので宿屋へ。水夫と胸の豊かな娘が呑んで騒いで
いる店だと描写されているが、一瞬ゴブリンの巣かと思った
ぜ。ここでフランカーと再び会える。博打で儲けたので奢って
やると言うフランカーは本当に人間の駄目な生き方を邁進してい
てステキだ。食事は金貨4枚でやや割高(カレーでは食料が金貨
3枚で買える)だが、密かに回復量が多いのでここは食堂で
飯を食う。酒を奢ってくれる水夫が寄ってきたので、フランカーの
忠告に従い2杯だけ奢ってもらった。これ以上付き合うとガレー船
に就職する事になるので後は部屋へ引き上げる。

八日目

 朝、目を覚ますといきなりギロチンの刑。ギリシャ神話・テセウスのエピソードにあるカ
シモドが元ネタなんじゃないかと思うが即死ありの二択を無理矢理つきつけんでも良かろうに。
紐から手を引っこ抜いて脱出。亭主は悪態をついて姿を消すが、普通に考えて戦闘になると
思う。つーか亭主を叩き殺すって選択肢が無いのは理不尽だ。

 宿を出て左へ。赤目のスラムに到着――いや、この街はどこ行ってもスラムだが。チン
ピラの集団が前方からやってきたので避けるべく横道に入る。なんと連中は追ってきた。やる
気満々ですな。逃げ道が三択で用意されるので「右一本目・右二本目・左一本目」を選
択。小さな小屋の中へ逃げ込む事ができた。
 中は物々交換商のノームの家。こういう所にヒントなく貴重な場所があるのが洋ゲーなんだよ
な、前情報無しで発見するのはほぼ無理だから困る。色々な品物が置いてあるが必要な物は
大きな背嚢のみ。黒い仮面と交換して小屋を出る。

 ヴラダの賭博場前に着いた。左下の男を踏みつけている
ように見える像の賽銭箱に金貨が入っていたので当然のよう
にいただく。像が怒って動き出すが、このエセ大魔神はMUDの
術一発で文字通り沈むので楽勝。金貨18枚獲得。

 博打をうつ気は無いが賭博場へ。博徒の中を素通り。「入り口の間」と記された扉(下水道へ
の直行便)も無視。

 市場があるのでここには立ち寄る。銀の弓矢や火口箱が売られているが、こんな物を買う
のは中途半端なシロウトである。ここで買うのは食糧だけだ。この時点で所持金は1
15枚。食料を25食購入。残り40枚也。
 28食分の食料を運ぶとなると馬の一頭も要るような気がするが、主人公の積載容量は
食料と金貨に関しては無限なので無問題。

 食料を抱えながら先へ進むと、墓地と納骨堂があった。カレー第五の貴人が葬られているの
で入らねばならない。闇の円が入り口の前にあるが、これは下水へのシュートなので跳び越え
る。
 納骨堂の中へ入って行けば一番奥に棺桶が一つ。そしてそこか
ら死霊が登場。主人公はびっくらこいて術が使えないとの
事。この世界の魔術師と戦う時は「いきなり全裸になる」等の方法
で驚かせる事が必要なのだろう。一つ賢くなった。知識はともかく
として戦闘開始である。恐れる事無く剣で切りかかるべし!
 死霊には銀の武器でないと効かないとかなぜか体力点と技術点
が順序逆に表記されているとか、細かい事は気にするな。
撃を二度加え運試しに成功すれば勝機が生まれる。すかさず
ブラ様に助けを求めるのだ! 女神様がシルエットのみ登場、
死霊はその威光を恐れて退散してしまう。
 市場で銀の弓矢を購入すれば戦闘で負かす事もできるだろう。しかし死霊の技術点は
9。剣での戦闘ではないので業物の剣やラグナルの剣豪腕輪も効果が無い。魔法の補助も無
いときては、魔術師(技術点5〜10、平均7.5)が直接戦闘で戦うには危険な相手だ。
現に今回の主人公は技術点7、サイコロ二個の勝負で2点差は大きい。それなら女神様の
力添えを借りた方が手っ取り早いのだ。
 死霊はその力を失い、シンヴァ卿の霊となった。彼から呪文の一節を教えてもらい、納骨堂
を後にする。

 喋る井戸があるが見返り無しの物乞いなので無視。食事休憩できる場所があったの
でここで飯を食べる。この主人公、自分の手持ち食料を食べるのはアナランドを出て
からこれが初めての事。二巻は最後に完全回復ポイントが用意されていないし、リブラ様の
御力はもう使ってしまったので、体力はできるだけ高く保っておく必要があるのだ。つうか28食
も持ってたら今後の食事休憩全部で飯を食う事もできるので安心である。

 盲目の物乞いが金を恵んでくれと言う。こっちは井戸と違い
返りがあるのでくれてやる。すると乞食の上前をはねようと
ハーピーが二匹出現。WOKの術で戦力を補強しながら挑む。
本当なら術などいらないレベルの敵なので完勝。杖をふりまわし
て加勢してくれる乞食は盲目ゆえ技術点は2、全く役に立たな
かった。だがその心意気はかってもいいだろう。さてこの乞食、
元はカレー第七の貴人であった。呪文の一節を教えてくれる
が物忘れが激しいらしく肝心な部分(矜持の神の名)を思い
出せない。こりゃ困った。詫びなのか銀の指輪もくれる。これは
三巻から四巻に渡って効力を発揮するアイテムなのだ。
 しかし元貴人を襲うハーピーとは、元ネタはギシリャ神話の預言者ピネウスと見て間違い有
るまい。殺人宿屋、足に弱点のある青銅巨人と二巻にはギリシャ神話ネタがなぜか多
い。カレーそのものにはギリシャな雰囲気など無いのだが。どっちかというと薄汚れたスラ
だよな。

 北門にむかう途中でクアガの寺院があった。さっそく入ってクア
ガ神の像を調べる。創元版では理不尽なデストラップの
代名詞にもなっていた神像だが、新訳だと「なるほど」と言いた
くなる文面である。訳者のせいで難易度が変わってたってのも理
不尽な話だ。次に進む項目番号に注目しながら突破した小学生
の頃が懐かしいわい。神像に接吻の雨を降らせると神様がお話
してくださる。しかし質問は一つにせよとの事。迷わず矜持の
神の名を聞く。これで北門を開ける呪文が揃った。

 寺院を出るといよいよ北門に着く。衛兵が追い返そうとしてくるが、RAPの術を使う。衛兵達
の出身地の言葉で喋りかける事ができ、同郷者を装って通してもらえる。いいんかそれで。
 ようやっと北門。四節の呪文を唱えねばらない。呪文の順番は「ロルタグに教えられた
節→シンヴァ卿の霊の節→盲目乞食の節→スラング司祭の節」が正解。そこから
見い出せる三桁の数字に進めば……いざ開門!

 門の外に広がるバク地方の平原へと進み、三巻へ向かう。

技術点7 体力点17/19 運点11
所持金53 食料27
所持品 広刃の剣(攻撃力+1) ラグナルの剣豪腕輪(剣の攻撃力に+2)
     竹笛 ボンバの実 幸運のお守り(運試しのサイコロから−1)
     骨の腕輪 金のロケット 太陽石 緑のかつら 金縁の鏡 大型の背嚢 銀の指輪

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