とある町の片隅に住む、とある「一家」があった。 大きくはないけれど穏やかな幸せが満ちる小さな家。 そしてそこに忍び寄る、この世ならざる物の影……。 大切な者を奪おうとする敵、奪われたが故の呪縛。 それを斬り裂くのは、双つの刃。 【ストーリー概要】 二一世紀の始め頃、日本のとある地方。田舎というには大きくて、都会と言い切るにはやや 小さい町。 その片隅に、安納耕治という少年が、三人の家族とともに暮らしている。 大きな事も派手な事も特別に変わった事もない、穏やかで慎ましいだけの、けれど何一つ不 自由のない毎日を、耕治はずっと送ってきたと思っている。 これからもそうだと思っていた。 だが高校卒業を間近に控えたある日、全てが一変してしまう。 襲い来る無数の魔物ども。 それに抗する刃を手にし、耕治は戦いへと身を投じる事となった……。
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