登場するキャラクター

物語の序盤に登場する人物をラフ画つきで、ここに掲載する。

シンクルス=カルレオン

 ロノクス国・カルレオン子爵家の嫡男。17歳。
 母親がカルレオン家の一人娘であったが、両親は共に他界しており、現領主である祖父と暮らしている。
 祖父にはただ一人の孫として大切にされており、臣下や領民とも良好な関係にあるので、表だった問題はほとんど無い平穏な日々を送っていた。

 国境にある防人の一族ゆえに、シン本人も剣技を始めとした戦闘技術の修練に日々務めている。低級な魔物や野盗、敵対的な亜人族(ゴブリン・オーク等)との戦闘に参加した経験も既にあり、新米の兵士よりは腕が立つ。
 一方、勉学の類は苦手。この国には教養や戦闘技術の一環として魔術を少々嗜む者も多いが、シンは全く身に着けていない。
 左の頬には火傷のような痣があり、遠目には傷跡のようにも見える。これは生来のもの。
 アーブと名付けたカエルを幼少時から飼っており、いつも一緒に連れている。

ゼトクルス=ギューオ

 シンの兄にして、ロノクス国・カルレオン子爵家の擁する、騎士団・兵士団の隊長。27歳。
 領内最強の戦士であり、シンにとっては剣技の師匠でもある。領内ではなく国内外において、世界で最強なのだとはシンによる証言。
 シンの兄ではあるが、母親が違うため、カルレオン家の家督を継ぐ権利は持っていない。だがシンにとっては子供の頃の親代わりでもあり、カルレオン家で隊長を務めるのもシンの希望によるもの。

 本人は自分語りを好まず、出身や生い立ちについては大半が不明。12,3歳のころには既に剣を手にしていたらしく、5年前までは隣国の下層民街で傭兵や冒険者まがいの日雇い仕事で暮らしており、彼を知る者達からはその戦技に最高級の評価を受けていた。

アイラ=ティロサーム

 ロノクス国・ティロサーム公爵家の公女。17歳。
 両親ともに穏やかな人物で、厳しく喧しい躾はしなかったため、一人娘のアイラは「深窓の令嬢」にはならなかった。
 ティロサーム公爵家が魔物の群れに焼き討ちされてしまい、本人とカルレオン子爵の希望により、カルレオン領へ来る事となった。

 計算よりも感情で動くタイプで、気の強さや我儘も見せる。(身分の割には、であるが)奔放であり、地元の城下街に時おり気ままに出かける事も度々であった(無論、お供は連れた上での事である)。
 




アーセル=シュタール

 ロノクス国・アムカル侯爵家に仕える騎士。17歳。
 先祖代々アムカル侯爵家に仕える騎士の一族であり、叙勲可能な年齢になった途端に騎士となったのもその家柄ゆえ。
 幼少時から訓練を受けており、年齢に比して剣技はかなりの腕前。また魔法の素養もあったので、電気・電撃に関する呪文をいくつか習得している。

 病気がちな母親の療養につきあい、山地にあるカルレオン領へ滞在している。現住居はシンの暮らすカルレオン城の近くにあり、歳や身分が近い事もあって、二人は三年前からの友人となっている。
 幼い頃から騎士となるべく育てられてきたので、少々融通の利かない所がある。

マヤナ

 ロノクス国のどこかで暮らしている少女。18歳。
 肉親を含めた一族の者達と一緒に暮らしている……らしい。
 シンの事をいくらか知っている……ようだ。
 何か目的をもっており、そのためにシンの前へ現れる事がある……はずである。
 










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