ストーリー導入

 新王国歴473年。
 「最も深き迷宮」に魔神王が復活し、ロードス島全土が戦乱に巻き込まれた。この危機にロー
ドス島の住人は「百の勇者」と呼ばれる英雄達を募り、決戦を挑んだ。

 そして、人類は敗北した。

 新王国歴483年。
 ロードス全土は魔神が支配する地獄の島と化していた。全ての土地は魔神が支配階級の座
にあり、人々はその下僕としてのみ生きる事を許されていた。

 地獄と化したロードスの北西、地獄都市ライデン。そこには法も秩序も無い。
 支配者・グレーターデーモンのゴクドーンはその日も人々を使って、青竜島の探索を進めさ
せていた。一年ほど前、古代カストゥール王国の遺跡が見つかったのである。強大な古代王国
が生み出す秘宝には異界のデーモンにとってさえ魅力的なパワーを持つ物が少なくないから
だ。
 現場で指揮をとるのは、人間でありながらデーモンの軍門に自ら下った魔術師アッカンマ。さ
らにその部下、補佐官ヘイコラスと奴隷管理人のムチウツである。
 彼らは魔神に敗れた兵士や冒険者を奴隷とし、遺跡へ次々と放り込んでいた。投入するまで
は肉体労働でこきつかい、いざ探索の時もロクな装備を与えず、運に微笑んでもらえた者がた
またま現れるまで消耗品として迷宮に送り込んでいた。


 その迷宮の一画にて、ついにある者達が最奥の一室に辿り着いた。

 白い大理石の神殿のような巨大な部屋。そこでフードローブの魔術師の姿が幻影となり、彼
らの前に現れる。
「よくぞ試練を乗り越えた。我が独自に造り出した魔法の数々を込めた傑作『魔道紋章』を与
えよう」
 それは言葉でなく、心の声として彼らに伝えられた。
 その声が終わるや、彼らの前に三つの金属片が出現する。宙に浮かぶそれは、天・海・地を
意味する紋章であった。


〇キャンペーンのコンセプト

 25年前に買ったロードスを、最高レベル魔法や最強特技を使えるキャンペーンを一度ぐらい
やろうというスタイル(ただし諸々の事情で2018年度版に変更)。
 強化アイテムを一話の最初に渡すので、以下のような特徴がある。

・誰でも回復魔法が使える。よって司祭は必須では無い。
・誰でも近接白兵戦ができる。よって戦士・騎士が必須という事も無い。
・各種技能を補正する事もできる。わかり易く書けば盗賊は必要無い。

 よってキャラクタークラスは「高レベルまでやるならこれがやりたい」という基準で選ぶこと。


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