闇に生き闇に死す……それが忍者。
その技は多岐に渡り、その業は無数に存在する……それが忍者。
任務達成のためならいかなる手段も問わない刺客……それが忍者。
それはウィザードリィの世界でも変わる事など無い。
遅い成長速度と低いHP係数により、パーティが育てば育つほど相対的に弱くなる。
レベル差により戦闘力は戦士に及ばず、罠解除の成功率は盗賊に遥か上を行かれ、自慢
のクリティカルヒットは呪文やブレスの殺傷力に勝てる程でもない。そのうえ高級な武具を装備 すればロードや侍でも敵の首を刎ねる事ができたりする。
それなのに何故か最近のシナリオでは重装備させてもらえなくなってきた。
それらもまた忍者。
その技は多岐に渡るがどれも微妙、その業は他職が代わりにやってくれる……それが最近
の忍者。
任務達成のためならいかなる手段も問わないが足を引っ張る事の方が多いような気もする
……それが最近の忍者。
闇に生きて闇に死すしかない……それが最近の忍者。
このシナリオは、そんな(主に敵の)忍者が色々と必死になる物語である……。
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