ルール・システム等


(以下、本文から抜粋。ただし※印の部分はここでのみ記す注釈です。また製品版で
は多少の変更が加えられる事があります)

1 ゲームに必要なものと準備
 鉛筆(又はシャープペンシル)、消しゴム、サイコロを2個、そして付随している記録用紙をコ
ピーするなり手書きで写すなりしてください。
 記録用紙を破って外し、使っても構いません。しかし、一度の挑戦で成功させるのは困難な
旅があなたを待っています。原紙は綺麗なままで残した方が後々のためでしょう。複写した
録用紙ならば、サイコロが言う事を聞かずあえなく敵に倒されてしまった時、怒りに任せて破り
捨てる事ができるのでお勧めなのです。
(※なんならスキャナー等でコピーでもOKです。また、体験版ページの冒頭に
写しを用意していますので、それを保存して印刷されても良いでしょう)

2 主人公の能力決定
 このゲームで主人公に与えられる能力は命中値、敏捷度、生命力の3つです。

 命中値は主人公が敵に攻撃を命中させる技量を表します。
 敏捷度は主人公の身のこなしや反射神経の鋭さを表します。敵から逃亡する時や俊敏さが
試される時には重要な能力値です。
 生命力は主人公の体力やスタミナを現します。事故や敵の攻撃でダメージを受けると減少
し、これが0以下になると行動不能に陥ります。大概の場合、そこで死にます。ゲーム中、頻繁
に増減しますが、最大値を超えて増やす事はできません。

 まずは命中値を決めます。7、8、9の三つの値から任意に決めてください。当然高い方が優
れていますが、命中値を高くするとそのぶん他の能力が低くなります。
 次に敏捷度を決めます。これは1、2、3の三つの値から任意に決めてください。当然高い方
が優れていますが、これもまた、高くするとそのぶん他の能力が低くなります。
 最後に生命力を決めます。18から命中値を引きます。残った値から、さらに敏捷度を2倍
た数値を引きます。3〜9の数値が残った筈です。これが生命力の最大値、そしてゲーム開始
直後の現在値になります。
 少しわかり難いかもしれないので、生命力を決定する式を記しておきます。
 生命力=18−(命中値)−(敏捷度×2)

 能力を決定したら、それを記録用紙に書き込んでください。
(※敏捷度を2倍して計算するのは、それだけ重要な数値だからだと思ってくだ
さい。全ての能力値の「1点の重み」を等しくできればこんな小細工は不要なの
ですが、古今東西、そんな神業を達成できたゲームは見た事も聞いた事もあり
ません。この地球上に存在しないでしょう)

 また、少し特殊な能力値として生神力というものがあります。これは極めて超自然的な力であ
り、精神力と生命力の融合した根源、命と魂の本質に関わる不思議なエネルギーです。
 この力により、主人公はその能力を高め、己の力を飛躍的に上昇させる事ができます。
 しかし主人公は最初、この力の存在を全く知りません。よってこの点数は0からスタートしま
す。主人公は始め、何の力も無い普通の人間という事です。

3 戦闘方法
 敵と戦闘になった場合、次の手順で戦ってください。

@主人公が攻撃します。サイコロを二個ふってください。サイコロの目が12(6のゾロ目)なら
ばBへ進みます。そうでない場合、出た目が主人公の命中値以下ならAへ、命中値より大き
ければBへ進みます。
A攻撃成功です。敵の生命力を主人公の攻撃力(武器を手に入れた時に表記されます)と同
じ値だけ減らしてください。まだ敵の生命力が1以上残っているならばCへ進んでください。
B攻撃は失敗です。Cへ進んでください。
C敵が反撃します。サイコロを二個ふってください。サイコロの目が12(6のゾロ目)ならばE
へ進んで下さい。そうでない場合、サイコロの目が敵の命中値以下ならDへ、命中値より大き
ければEへ進みます。
D敵の攻撃が成功しました。主人公の生命力を敵の攻撃力と同じ数だけ減らしてください。ま
だ主人公の生命力が1以上残っているならば@へ戻ってください。
E敵の攻撃は失敗です。@に戻ってください。

 敵が複数の場合は少々面倒になります。敵はいっせいに襲ってくるので、手順C〜Eのプロ
セスはその時まだ生き残っている敵の数と同じ回数だけ繰り返してください。

 また生神力が1以上あればそれを消費する事で一時的に主人公を強化する事ができます。
1.手順@に入るに生神力を消費し、その値だけ敏捷度を上昇させる事できます。後述の敵
から逃げる時などに効果があるでしょう。ただし敏捷度は7以上にはできません。
2.手順@で攻撃する時に生神力を消費すると、その値だけ命中値が上昇します。この上昇は
サイコロを1回ふると元に戻ります。命中値はいくらでも上げる事ができますが、12(6のゾロ
目)を振ると攻撃が外れる事は覚えておいてください。
3.手順Cで生神力を消費すれば、その値だけ敵の命中値を減らす事ができます。動体視力
と反射速度が向上し、敵の攻撃を避けられるようになるのです。
 ただし敵の攻撃1回に対してしか効果がありません。複数回の攻撃を受ける(敵の数が多
い、連続で攻撃する能力を持っている等)場合、1回ごとに生神力を何点使うか考える必要が
あります。
 敵の命中値を1以下まで減らせば、その攻撃は絶対に避けられる事になります。
4.手順Dで生神力を消費する事により、その値だけ敵の攻撃力を減らす事も可能です。これ
も敵の攻撃1発に対してしか効果が無いので、複数回の攻撃を命中させられた場合は1回ごと
に生神力を何点使うか考える必要があります。
 なお敵の攻撃力は0まで減らす事が可能です。
5.また、戦闘中以外でもサイコロをふって主人公の能力値と比べるよう指示された時、サイコ
ロをふる前に生神力を消費して能力値に加算する事ができます。戦闘以外でダメージを受け
た時にも生神力を消費して受けるダメージを軽減できます。

 このように生神力は攻防において万能の威力を発揮しますが、あくまで消費する物である事
に注意してください。乱用すればすぐにガス欠を起こしてしまうでしょう。
(※消費型のポイントを使う事で、一時的にパワーアップできるよ、という事で
す。言うまでもなく、ペース配分がクリアの要です)

 時と場合によっては、逃げる事も必要になります。逃亡を試みる事ができるのは、その項目
に『逃げる事ができる』と指示されている場合のみ、かつ手順@が始まる前だけです。
 逃亡方法は二種類あります。
 「逃走」はその戦闘が始まってから一度もサイコロをふっていない時だけ可能です。生命力を
1消費しますが、それ以上の被害は無く逃げられます。
 「撤退」は一度でも敵を攻撃した/された場合に使用します。サイコロを1個ふり、出た目が
敏捷度以下なら無傷で逃げられます。しかし敏捷度を越えていたら敵全員から攻撃を受けま
す。ただし敵の攻撃が終わった後、まだ生きていれば逃げる事に成功します。
「逃走」できる場合でも「撤退」を試みる事は可能です。敏捷度が高くサイコロ運に自信があれ
ばそうするのも良いでしょう。臨機応変に決めてください。
 なお、敵は再度会ったときに前回の負傷を持ち越しません。超自然的な力で全ての負傷を回
復させています。全滅させない限り、何匹か倒していたとしても再度の遭遇では全て蘇っていま
す。
(※つまり、このゲームでは半端に戦うのが一番不味いという事です。自分の
余力と敵の戦力を見比べ、問題がありそうならさっさと「逃走」してください)

4 超能力
 ゲームの進行とともに、主人公は超能力としか形容しようがない不思議な力を身につけてゆ
きます。それがどんな物なのかを記録しておく欄を用意しておきました。能力の概要や使い方
を、自分がわかるようにメモしておいてください。
(※今回もまたアイテムや武具の装備という概念がありません。レベルアップや
パワーアップは超能力と生神力で行う事になります)

5 状況記録値
 ゲームの進行状況を記録するのがこの状況記録値です。ここに指示された数字を書き込ん
でいく事で主人公を取り巻く現状を管理します。
 状況記録値は指定された箇所に指示された数字を加算する形をとります。「〜を〜増やす」
という指示があった場合、既に書き込まれている値に指定された数値を加えてください。
 なお何も記入されていなければ0が記入されているとして扱ってください。
(※今回、基本的に足し算ばかりです。しかも数字はかなり単純化してありま
す。あなたが小学生程度に算数ができれば何も問題ないでしょう。たまに「0に
しろ」という指示もありますが、消しゴムかけるだけで済む話ですので何も問題
ありますまい)

トップへ
トップへ
戻る
戻る



inserted by FC2 system